さくっとわかる現金過不足仕訳の流れ

この記事では簿記3級学習者を対象に、現金過不足仕訳の流れを解説します。

実は簿記でいう「現金」とは、硬貨や紙幣だけを示すものではありません。送金小切手だとか、配当金領収証なんてものも、現金に含まれます。覚えるの難しいですよね。

難しいので、現金の仕訳をするときに間違って帳簿に記入してしまうことがあります。仕方ありません。また、ただ単に金額を間違えることがあります。人間だもの。(みつを)

こうした実際と帳簿のズレを修正するのが現金過不足の仕訳です。この記事ではその流れをさくっとまとめたので、テキストの予習や理解に役立てば嬉しいです。

1実際有高を調べる

手元にある現金を数えます。途方もない時間がかかりそうです。実際有高を調べる問題は仕訳として出てきませんが、まれに現金出納帳を埋める形式で出題されます。今回は「仕訳の流れ」なので、この問題については別の記事で書きます。

2実際有高に帳簿残高を合わせる

 

現金の実際有高を調べたところ、帳簿残高より100円少なかった

現金過不足100/現金100

先に現金勘定を埋めてしまうのがおすすめです。わたしの仕訳の思考回路は

1実際は100円少なかったんだ。実際に合わせるから現金100円マイナス!→貸方現金100
2どうして100円少なくなったんだ?現金過不足のせい!→借方(相手勘定)現金過不足100

「現金の実際有高を調べたところ、帳簿残高より~」という仕訳問題がきたら、この思考回路で解いています。

3どうして合わなかったのか原因を究明

この不足額のうち、30円は手数料の記入漏れであることがわかった

支払手数料30/現金過不足30

先に現金過不足じゃないほうの勘定科目を埋めるのがおすすめ。私の思考回路は、

1手数料の記入漏れだったのか~→借方支払手数料30
2不足額100円のうち30円は解決だ~→貸方現金過不足30

とにかく現金過不足問題のわからないところの勘定は「現金過不足」としておけば万事解決します。

4どうしてもわからなかったところは雑に解決

決算になっても、残りの不足額70円については原因がわからないので、雑損勘定に振り替えた。

雑損70/現金過不足70

現金過不足仕訳で一番難しいのがこ↑こ↓です。(迫真)最終的に現金過不足勘定を相殺してゼロにするってところがミソです。

問題によっては残りの不足額について書かれていないものがあるので、自分で計算しなければなりません。

不足額の計算方法

かんたんな総勘定元帳をつくるイメージです。

  1. 現金過不足と書いた下に大きくTを書く
  2. 仕訳を転記する(面倒なので金額だけ)
  3. 借方と貸方の合計が合うような数字を合うように貸方か借方に書く。

少し丁寧に書けばこんな感じ。転記ってなんだ?というかたはこちら。(リンクを張る予定)

例題

1現金の実際有高を調べたところ、帳簿残高より800円多かった
2この過剰額のうち、200円は受取手数料の記入漏れであることがわかった
3決算になっても残りの過剰額は原因がわからないので、雑益勘定に振り替えた。

こたえ
1現金800/現金過不足800
2現金過不足200/受取手数料200
3現金過不足600/雑益600

まとめ

帳簿残高を実際に合わせる・最後に現金過不足残高をゼロにする

これを踏まえればほぼ解けると思います!最後に流れをもう一度。

  1. 実際有高に帳簿残高を合わせる仕訳
  2. 合わなかった原因(記入漏れなど)を仕訳
  3. どうしてもわからなかったものは、雑損か雑益に振り替える

パブロフ君の解説もわかりやすいので、そちらもどうぞ!

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